群馬大学 手話サポーター養成プロジェクト室

手話・手話通訳教育Education

開講科目

1.4年間の履修イメージ

群馬大学では、「言語としての日本手話」(ⅠA・ⅠB・ⅡA・ⅡB)と「日本手話と日本語の違いを学ぶ」(I・Ⅱ・Ⅲ)の7つの開講科目を核として、手話通訳に関わる資格試験にチャレンジ可能な日本手話・手話通訳スキルを獲得し、そのスキルを活かして教育場面を中心に現場での実践力を高める科目を展開しています。

構造シラバス、概念・機能シラバスの図
(学部生の履修イメージ)
  • 「言語としての日本手話ⅠA」と「言語としての日本手話ⅠB」、「言語としての日本手話ⅡA」と「言語としての日本手話ⅡB」は必ずセットで受講する必要があります。どちらか一方のみの履修登録は認めていません。
  • 「言語としての日本手話」(ⅠA・ⅠB・ⅡA・ⅡB)と「日本手話と日本語の違いを学ぶ」(I・Ⅱ・Ⅲ)の開設科目は、全7科目を通して、日本手話の知識と技術を積み上げていくカリキュラムとなっていますので、原則として、履修には前段階の科目の単位取得を終えていることが条件となります。
  • 1学期に履修登録可能な単位数の上限を超えてしまう場合は、手話サポーター養成プロジェクト室(signstaff[at]ml.gunma-u.ac.jp)までご相談ください。※ [at]は、半角アットマークに置き換えてください。
  • 所属学部・専攻によって、履修可能な科目や条件が異なります。詳細は、下記の対象者別のチラシをご覧ください。

【チラシ】

2.開講科目の内容

開講科目のシラバスについて、以下からご覧いただけます。
授業の特色については、「日本手話スキルを磨く」をご覧ください。

【日本手話習得・手話通訳養成に関する授業】

【日本手話にふれることができる授業】

【手話を用いた学習指導スキルを高める授業】

【盲ろう通訳・介助員資格取得に必要な授業】

【聴覚障害児教育における知識を高める授業】

オープンバッジ

手話・手話通訳の授業で習得した学習内容を客観的に証明できる修了証「オープンバッジ」を導入しました。オープンバッジはデジタルバッジの1つで、IMS Global learning Consortiumが策定している国際標準規格です。

手話サポーター養成プログラム及び日本手話実践力育成プログラムの修了者に発行しているオープンバッジは以下の通りです。

手話サポーター養成プログラム
(学部生)
日本手話実践力育成プログラム
(社会人)
厚生労働省の
カリキュラムとの対応
手話奉仕員養成コース
(言語としての日本手話IA/IB/IIA/IIB)
ベーシックコース
(日本手話講座IA/IB/IIA/IIB)
手話奉仕員養成課程修了
手話通訳者養成コース
(日本手話と日本語の違いを学ぶI/II/III)
アドバンスコース
(手話通訳講座I/II/III)
手話通訳者養成課程修了

手話サポーター養成プログラム「手話奉仕員養成コース」

手話サポーター養成プログラム「手話通訳者養成コース」

日本手話実践力育成プログラム「ベーシックコース」

日本手話実践力育成プログラム「アドバンスコース」

資格取得

1.手話通訳の資格について

「日本手話と日本語の違いを学ぶ」(I・Ⅱ・Ⅲ)は、群馬県から厚生労働省手話通訳者養成カリキュラムの「基礎」「応用」「実践」課程に相当すると認定を受けています。従って、「日本手話と日本語の違いを学ぶⅢ」まで履修を終えると、「手話通訳者全国統一試験」「群馬県登録手話通訳者試験」を経て、群馬県の登録手話通訳者の資格取得が可能となります。
他の都道府県の登録手話通訳者資格の取得については、手話サポーター養成プロジェクト室(signstaff[at]ml.gunma-u.ac.jp)にお問い合わせください。
※ [at]は、半角アットマークに置き換えてください。

また、「手話通訳技能認定試験(手話通訳士試験)」に合格し、所定の手続きをふむことで、厚生労働省令により定める公的資格「手話通訳士」を取得することができます。裁判や政見放送の手話通訳は、「手話通訳士」の資格が必要です。

群馬県の教員採用試験では、上記の手話通訳資格について「有資格者による加点制度」の対象となっています。

「群馬県公立学校教員募集要項」より

○以下の資格を有する人には、所有免許状による加点とは別に、第1次選考において加点します。希望者は申込時に「所有資格による加点制度の希望」欄の希望する資格の欄の「有」を選択してください。(出願後の追加申請は認めない。)
手話通訳士の資格を有する人又は群馬県手話通訳者認定試験合格者(取得見込者は不可)

2.群馬県盲ろう者向け通訳・介助員の資格について

「日本手話と日本語の違いを学ぶ」(I・Ⅱ・Ⅲ)の履修を終えた学生が、群馬県盲ろう者向け通訳・介助員の資格を得られる科目を開設しています。
取得には、厚生労働省盲ろう者向け通訳・介助員養成カリキュラムに相当する、下記の科目について単位を取得し、さらにNPO法人群馬盲ろう者つるの会の行事に参加することが条件となっています。

【共同教育学部】

「聴覚障害教育演習」(D・E)

【共同教育学部特別支援教育特別専攻科】

◆一種免許コース
「盲ろう児者支援技術演習」(Ⅰ・Ⅱ)


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